きようなできごと

記憶力が足りない

しょうせつ

最後の修理技師

彼は、仕事場につくなり すぐに、作業をはじめます 基本的にひとりでの作業です 大きな作業場には 所狭しと、壊れたロボット達が 彼は、数少なくなったロボット修理技師なのです かつて 我々人間は、自分たちの仕事を ロボットに奪われまいと、抵抗した時期…

モチのブルーズ

あわてんなよ、つまるぜおもち 急いでいると、なにも見えなくなっちまうんだけど 焼いたって、煮立って そのままだっていいんだ よく噛んで、感じゃだめだぜ 俺をやさしくつつみこんでくれるおもち つまらない日なんてないんだ、おもち

ずいぶんと多忙な家柄

後輩が、会社を休んだ お母さんが、亡くなったそうだ とはいっても 実の母ではなく いわく、「遠くに住んでいる兄弟の義理の母」 なのだそうだ 以前にも、こういうことがあって まあ、この時点で 現代にはめずらしく、大家族的に なってしまっているのだが …

ずっと見てるよ

昼休みに SNSながめててさ 俺が見て、全然面白くなかった映画をさ めちゃめちゃ絶賛してる人がいて 「あんなん、絶賛とかマジでウゼエわ」 とか、周りの席の人とゲラゲラ笑いながら話してた その日の帰り 昼見てたのSNS、また見てたら つまんない映画の人、…

本当にあった事だったら

なにか、悩んでいるんでしょう 彼女は、言った 視線を、天井にとどめながら ああ、まずい でも、もう遅かった それは、私に関することじゃないよね 僕が予約していた back number の曲が、流れる 彼女は、うつむいたママだ 僕は、静かにマイクを、手に取った…

ドラえもんでも無理

やっぱり、書けない もはや、僕には資格がないんじゃないか 年賀状 もう、何年になる そうじをしては、机にむかい 歌合戦の合間に、机にむかい まあ、結局書けない わかっているからだ 書けたとして 送れたとして 「なに」にもならないことを 来年の、豊富 …

最後まで集中できない

友達から聞いてきたという、怖い話の ふたり出てくる登場人物の名前が 「田中」と「山根」で 最後まで、聞けるか自信がない

大全録音時代

電車のなかは、空いていた 7人くらいが横並びに座る席の まんなかより、少しずれたくらいの所に、僕は座っていた 向かいの席に、人はいない 他の席にも、いないようだった とにかく 気になっているには 僕からひとつ空けた所に座っている男の事だ 寝ているの…

画像とか出せるとわかりやすいんですけど

わたし いまだに、携帯電話つかってるんですよ ガラケーですね で それを、つかってて なんか、電波悪いなって と、思ったら なんか、アンテナが握るあたり 本体下部にあるみたいで しかたなく 音出るほうの、上のほうを つまむかたちで、通話してたんですけ…

特殊な入り口

あの、最近特に、涙もろくなったなって話でテレビで、あるじゃないですかこどもが、おつかいにいく様子を撮ったあれとか、ほんとだめで番組の予告とかで先を想像して、もう泣いちゃってるんですよね あれ見てるとこどもの姿を収めようとカメラを持った人が、…

永遠にリスナー

いやあ、ONGラジオのラジオ死期を呼ぶエンマは、やっぱりいい音楽と、最高のトーク本当に、最高だよなずっと、心配だった「シーズン13に、突入するかしないか問題」も無事に、シーズン13に突入しまーす宣言により解消されたしこれで、しばらくは安心できるな…

羊毛をつんだ家、あるいは

そのダンジョンを出ると、夜は明けていたあたりを、よく確認して(クリーパーなどには注意して)その海辺のダンジョンを、後にした僕は、疲れていたのだ大量の石炭を、抱えながらこれは、自分の責任でもあった何も、幸運Ⅲのつるはしで、掘る事はなかったのだ確…