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きようなできごと

記憶力が足りない

となりの部屋から、聴こえる曲にこちらも対抗する術

生活のリズムが狂ってしまったのは

誰のせいだろうか

それは、今年の夏が例年通りに暑い事と

ラジオの深夜放送が面白すぎる事

この2点だろう

いや、そんな事はない自分のせいだ

 

飲みかけの炭酸水は、乾いた僕の喉を潤す

すぐには寝付けない、という事をいいわけにして

ラジオを聴く事にする

 

朝4時というと

飲み会後の、カラオケで盛り上がりすぎて朝まで

となった時の、一通りそれぞれの歌いたい歌がなくなり

一人くらいは、寝てしまっていて

画面でずっと、新曲情報が垂れ流される、あの頃だ

 

そんな時間にやっている

TBSラジオ 東京ポッド許可局 は

本当に興味深い番組だ

この番組は、ポッドキャスト配信もされているが

朝とも夜ともつかない、あいまいな時間に聴く

それがとてもいい

 

それを聴く時、なぜだか自然と

正座をしてしまう

閉まりきっていない窓のシャッター

そこから見える朝の青い風景を眺めながら

耳からは、おじさん達の粘り気がありつつも

すっきりした言葉の応酬

それは、祈りにも似た状態なのかも知れない

僕は、読みかけの恋愛小説をそっと閉じ

また深い眠りにつく

 

そんなわけはない

 

カラオケからの帰り

始発電車は、それほど混んではいない

ちょうど、陽が登り始める頃で

やけに風景が、美しく見えるのは

一度リセットされた朝は、本当に美しいからなのか

ただ寝てないから、そう見えるだけなのか

どっちだろうと、僕が聞いたら

彼女は、こう答えた

「どちらも正解で、どちらも不正解」

僕は、彼女の手をぎゅっと握り締め

早く電車がつかないかと思いながら

しばらく、黙った

 

すると

しゃらくせえおじさんが

「おめえら、ほんとにしゃらくせえよ」

と言って、次の駅で降りていった

 

まあ、しゃらくせえおじさんなんて

いないし、始発の電車で質問も

したこたあないんですよね