きようなできごと

記憶力が足りない

タイムマシンを忘れて

目が覚めると、そこは病室だった

私は、思い出した

彼と展望台で、話をしていた時

バランスを崩して、柵を超えて落下

運良く着地できたが、頭を打った

頭には、包帯が巻かれている

 

彼と話すようになったきっかけは、一年ほど前

横断歩道を歩いてたら、信号無視した車に

はねられそうになった所を、むかいから歩いてきた

彼に助けられた

 

私は、思い出した

私には、使命があった

彼の過去を変えるため、未来からやってきたのだ

それを、この時代に、戻ってきたとたん忘れてしまっていた

すっかり忘れて、一年も過ごしてしまったため

もう、時間がない

私は、急いで病室を飛び出した

 

未来から来た彼女は、彼を救う事ができるのか