きようなできごと

記憶力が足りない

身近な

彼らが地球にやってきた時

誰も脅威とは思わなかった

とてもちいさくて、かわいい

やがて、時が過ぎ

数も増え、人間と共存していた

なにしろ、かわいい

 

彼らは、地球に何をしに来たのか?

彼らは、来るべき時を待っていた

おとなしく、かわいがられながら

 

やがて、その時は来る

 

・・・・・・

・・・・・・・・・

「これが、あらすじ?」

ためいきとともに、僕の原稿は

机に置かれた

「どうですか?」

「まあ、普通、かなあ」

ああ、想像通りのことば

「まあ、またよかったら、持ってきてよ」

 

僕は、編集部の入っているビルを出る

これは、警告なのに

彼らが動き出してからじゃ、遅いのに

帰ろうと歩き出すと

路地から、猫が出てきた

 

猫の目が、青く光る

それは、僕にだけ向けられている確認だ

僕も目を、青く光らせた

すると、猫は元の路地に戻った

 

彼らは、もう動き出している

なんとか、人間に伝えたいが

彼らの、監視は厳しいものだ

 

地球の主導権は

かわいいに、移りつつあるのだ

 

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