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きようなできごと

記憶力が足りない

これは、誰が書いたか

先日、親戚が家に来ていた時の事です

お昼ごはんを食べていると
電話が鳴ったので、僕が取りました

それは、家族を装う詐欺の電話でした
僕は常々、そういう電話がかかってきた場合
その、架空の息子に対して
架空の父親を演じきりたい、と思っていました
相手の会話に合わせて
分岐する台本を作成し、演技の鍛錬をつみました
台本は、「最後こちらが泣いて、感動パターン」や
「相手が泣いて、感動パターン」から
「人生のやり直しを説得パターン」など
およそ、60パターンと、ボーナスシナリオを追加
そうして、備えた日々が
偶然にも、聴衆(親戚)もいる中、本番を迎える事ができたのです
受話器を持つ手に汗を感じながら、演じました
どうにか、僕が泣いて終わるパターンに持ち込み
相手から、「片付いたら、帰るわ」
という言葉を引き出し、上演は終了しました

ところで
彼が、僕が知らないだけで
本当に生き別れた息子である可能性は
何パーセントになるでしょうか?

っていう、質問があったわ
パーセントて、パーセントて

彼が見せてきた画面には
そう、ブログに書いてあった

「これが、どうしたんですか?」
「いや、なんか面白くない?
本当にこんな、質問あったのかね」
「どうして、これを見せたんですか?」
「いやいや、つまらなかった?
悪かったよ、忘れてよ」
「この、電話をかけたの私なんです」
「えっ」
「それを、知ってて見せたんですか?」
「いや、知らないよ」
「最後、私が言った言葉もあってますし
この方の、知り合いなんですか?」
「いやいやいや、たまたま見たブログに
これが、書いてあって」
「私を、つかまえようって、事ですか」
「いや、そんなつもりは」

私達は
せまいロッカーの中
ほとんど、抱き合った状態で
言い争いを続けた
ロッカーをのせたトラックは、まだ止まる様子がない

っていう、質問が

っていう、ブログが

っていう、話を聞いて

っていう

っていう

っていう


やがて
僕は、宇宙に
君は、星に

大きく僕達を包む光は
宇宙がひろがるスピードを超え
世界は、光に満たされた

という、ブログ記事