2015-04-30 先生、きのこになる 「この先生、きのこるのは」 教室は、静寂につつまれた 直後、笑いの渦は、僕を飲み込んだのだ ひぃひぃと、息をつきながら 体勢を整えた教師は 「先生は、きのこになる予定はないぞ」 授業終了のチャイムが鳴り 授業が終わっても、僕は呆然としたままだった 僕は この先、生きのこる、事ができるのだろうか